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梅の木肌で


何だろう ?

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梅の木肌に、気味の悪い丸い粒


この時期、梅には メジロ、 バカの一つ覚えでしたが
今季は メジロ の出がすこぶる悪く、待機時間ばかりが長くて・・・

そんなことが幸いし、思わぬ伏兵を見つけることが出来ました(嬉)


TOPの写真は、ヒモワタカイガラムシ 以来
何年かぶりのアップになる カイガラムシ

4mm程で小豆を小さくした様な
「 タマカタカイガラムシ 」 の集団です。

そして、このカイガラムシにとっては
天敵にあたるテントウムシがいます。

今回、初見となった テントウムシ

その名は 「 アカボシテントウ 」 です。

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梅の木肌を忙しなく動き回っていました。

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一度だけ、下の写真のような食事らしき仕草もありましたが

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定かではありません。 長居はせずに、すぐに動き始めました。
また、カイガラムシ の上で留まることもなく、無視する行動ばかりでした。

目の前に大好物がいっぱいあるのに、何で食べないのだろう謎が残りました。


WEB上の資料などと照らし合わせ
とりあえず、写真から分かったことです。

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♂ の成虫は見つかりませんでした。
♂ の場合は 体長1.5mm程 と小さく、有翅 になります。



さて、難しいことは抜きにして・・・


LOVE × 2 の カップル もいました。  啓蟄前(撮影5日)だというのに(笑)

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ご馳走の カイガラムシ にはわき目もふらず(笑)

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あれれ ・ ・ ・ ? ? ?

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3階建だぁ !!

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テントウムシ で見たのは初めてですが、ゾウムシ の仲間などでは
時々見る光景です。恋路を邪魔する奴は何処にでもいるようです。


梅花絡み が 1カットありました。

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アカボシテントウ の 幼虫 がいないか調べて見ましたが見つかりませんでした。

この一帯には 白梅が5本、 紅梅が2本 あります。
他の6本の木肌も、ざっとですが調べて見ましたが
居たのはこの一本の背丈の低い梅の木だけでした


テントウムシ、その食性はさまざまですね。
害虫と言われる植物の葉や汁を食べる者、益虫と言われ、アブラムシ や ウドンコ病原菌
そして、今回の カイガラムシ 食べる者がいることを新たに知ることが出来ました。

来季、この梅の木が枯れていたら、テントウムシ の働きが足りなかったと言うことに(冗笑)



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アカボシテントウ の他に

こちらも初見の

「 ムラクモハマダラミバエ 」 です。

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カイガラムシ と一緒

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テントウムシと一緒

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とにかく良く動き回ります。
最も、動いていなければ木肌に同化し、分からなかったでしょうが

腹端の形状から ♀ です

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葉上でよく見掛ける ミバエの仲間 と比較すると、すごく地味で今までの
ミバエ のイメージとは少々異なりました。
それでも翅を半開きにして忙しなく動き回り、光加減により複眼が怪しく
輝く様子は、やはり ミバエの仲間 だと納得しました。


2日とも同じ梅の木肌で見掛けました。
梅の木 や カイガラムシ との関係が気になり調べて見ましたが分かりませんでした。
それほど珍しい種ではないようですが、生態については分からない部分も多いようです。



春先から思いがけない初見の三種の虫たちとの出会い
メジロ が来なくて様様でした(笑)
(2&5日 観音崎) (トリミングあり)





by Pastel24s | 2019-03-08 23:57 | 観音崎周辺 (野山)
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